ウクライナへのロシア軍侵攻に対し、世界中で抗議の声が上がっている。東京都在住の森田富美子さん(92)もその一人だ。
故郷の長崎で16歳で被爆し、両親とまだ小学生だった弟3人を一度に失った。「この年になったし、私も世の中にもの申したい」と90歳になって始めたツイッター(@Iam90yearsold)を通じて、「戦争は絶対にしてはならない」と訴え続けている。
いいね!が5万以上
森田さんは2月27日、被爆体験とともに「#戦争反対」のハッシュタグを含むツイートを投稿した。
「どんな理由があろうと戦争はいけない」「今、あの時と同じ事が起きている」――。
この投稿には、5万件以上の「いいね」と共感の声が寄せられた。その後も「人を殺してはいけない」「戦争は不幸しか生まない」などと関連の投稿を続けている。
子どもが亡くなったり、人々が避難したりするニュースを見て、「戦時中のことを思い出してたまらなくなりました」。
原爆に家族5人の命を奪われた森田さん。自分の手で遺体を火葬したとき、今でも覚えていることがあるといいます。92歳女性が「♯戦争反対」に込めた思いとは。
「みんな死んだ」、泣き叫んだ妹
1945年8月9日。普段通…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル